3月14日の開館を控えるJR東海の鉄道車両展示施設「リニア・鉄道館」(名古屋市港区)。ここでは、展示車両の数々を、写真でいち早く紹介する。
東海道線で特急、急行を引いたEF58形電気機関車
オールドファンに懐かしいのは、EF58形電気機関車だろう。古くは特急「つばめ」「はと」をはじめブルートレイン「あさかぜ」「さくら」など、国鉄の花形列車をけん引。その後は「銀河」などの夜行急行を中心に、普通列車や荷物列車を引いた。
東海道線関連以外では、中央線の名古屋口で特急「しなの」(名古屋―長野)として活躍したキハ181形ディーゼルカーと、381系特急型電車が目を引く。いずれも「特急色」と呼ばれる赤とクリームのツートンカラーをまとい、山岳路線の高速化に貢献した。
また、ディーゼル特急の元祖・キハ80系のキハ82形も特急「ひだ」(名古屋―高山)のヘッドマークを掲げ、展示されている。「流電」(流線型電車)と呼ばれ親しまれたモハ52形も愛らしい。車内に入れるのも注目される点で、木材を多用した落ち着いた車内は必見だ。
特急「しなの」のキハ181形。同型車は昨年末まで「はまかぜ」として使われた
中央線が電化された後に「しなの」に使われた381系電車。振り子式台車を備え、カーブでもスピードをそれほど落とさずに通過できる
同じく381系だが、こちらはJRになってから改造され登場した「パノラマグリーン車」、クロ381形
ディーゼル特急の元祖・キハ80系のキハ82形
流電と呼ばれ親しまれたモハ52形。1937製で、改造され78年までJR飯田線で活躍した
流電モハ52形の車内。木材の使われた椅子や床、壁面と、緑色のモケットの調和が美しい