12月23日正午ごろ、油壺での取材を終えて京急線三崎口駅ホームにいた。折り返しで12時6分発泉岳寺行きとなる快速特急が滑り込んできた。2100形、2ドア・クロスシート車両である。終点までの乗客が降りたので、入れ替わりに乗り込もうとすると、しばらく待つようアナウンスがあり、ドアが閉まった
▼思い出したのはJR高崎線の高崎駅で、折り返しの上野行きに乗る際、車内清掃で待たされることだ。乗る人の列が長いと焦るんですよね。しかし、快特に作業員が乗り込む様子はない。その時、モーター音が高まったと思いきや、座席が一斉に「バッターン!」とばかり向きを変えたではないか!
▼見ましたよ、スモークガラス越しに。確かに。そうでした。そのまま折り返し運転したら、座席は後ろ向きだもんね。間が抜けてるもんね。当然といえば当然のことながら、かなりの驚きと満足であった。「ふーん、いすの向き変更はそうやりますか」という感じである
▼車上の人になった。通勤時、上大岡駅の上りホームの乗り換えで2ドア車にぶつかると、歓迎しかねるというのが正直なところだ。座席が埋まっているのは仕方ないとして、立っている乗客のスペースが3ドア車に比べ狭い。乗客間格差が大きすぎないか?
▼そんな愚にも付かないことを考えつつ、快適な乗り心地を楽しんだ。「2ドアいいね、座れれば」
(N)
