尋ねようにも人に尋ねられないことがある。どんな識者にも「ポツって何ですか」とは聞けない
▼今回もJR横浜線の話。通勤がてら見ていると、車掌がホームのベルを鳴らして電車の発車を告げる際、ボタンのそばにしばしば「ポツ有り」といった張り紙がしてある。例えば相模原駅の上り線には「橋本発ポツ」(写真)。桜木町駅にも最近まで「注意ポツ」とあった
▼調べたら「ポツ」とは、鉄道ダイヤグラムのマークの俗称で、主要駅での発車時刻をスジ上に秒単位で表したものらしい。ポツポツと点在するさまを言ったのだろう。そのポツ設定のある駅では、ドア閉めを早まらないよう発車時刻の確認を促している。町田駅では「警告絶対時刻有り」の張り紙に加えて、足元のホーム面にも「ポツ」のステッカー
▼主要駅でなければいちいち発車時刻を確かめずともよいが、「たまにポツ有り」(菊名駅の表示)だから油断はできない。くだんの相模原駅の「橋本発ポツ」は橋本発にはポツ設定がされているとの知らせ。成瀬駅上り線にも「待避町田始発ポツ」
▼謎だったのは大口駅上り線の「京下ポツ」(今は見かけない)。なんでも次の東神奈川駅で横浜線ホームではない1番線(京浜東北線下り)に進入する電車に限って、その縛りがあったという。気遣いがいるのだ。勉強になるなあ。
(F)
